脱原発へ ― 2011年04月20日
僕が出入りしているFacebook はこのひと月、まるで大震災情報交換センターのようになってしまいました。僕自身の記事もそうです。特にここ2週間ほどは原発のことばかり書いています。
今回の福島第一原発事故で悲しみと憤りと不安と焦燥の日々を過ごすようになり、どげんかせんといかんと思ったぼくは、原発のことを少しずつ勉強するようになりました。そしてわかったことは、自分がいかに原子力や核について無知だったかと言うことです。広島長崎の原爆のことさえ、知っていたことはほんの少し、しかしそれはどこか自分の意識の中では、遠い日の遠い場所の話と捉えていました。今の私たちに間違いなくつながっているのに、どうつながっているのか、ほとんど知らなかったのです。原発のことも、信用はしていなかったけれど、やむを得ない現実なのかな、という諦めに似た気持ちで見ていました。
しかし、今はっきり言えます。原発にはNOというべきだと。
つい先日読み終えた本があります。『内部被曝の脅威——原爆から劣化ウラン弾まで』(肥田舜太郎/鎌仲ひとみ共著、ちくま新書、2005年)。これを読むと、今私たち自身を含め、世界中のほとんどの人間が被曝していると言っていいくらい、危険な環境におかれていることがわかります。放射性物質とは何か、放射線とは何か、核エネルギーとは何か、それが人間や地球にどういう影響を与えるのか、そして、原発は安全だとかクリーンエネルギーだというのがどれほどの欺瞞か、がよくわかります。国が国民をいかに騙すかも。
城南信用金庫の吉原毅理事長がつい先日、脱原発の宣言をしました。YouTubeで見られます。勇気ある発言です。それから、ソフトバンクの孫正義社長は事故直後から原発への不信を表明していましたが、つい先ほど、私財10億円を投じて脱原発・自然エネルギー開発の財団法人を設立すると発表しました。被災地に100億円の義援金を寄付したことは皆さんご存じですね。
こういう人たちはほんとうに企業人の鏡です。希望が見えたような気がします。
脱原発にせよ、憲法九条にせよ、沖縄基地問題にせよ、市民運動家が叫んでいると、熱心にやればやるほど一般の人たちは、自分たちには関係のないことさと冷ややかに眺めるだけで、結局いつまでたっても事態は動きません。山が本当に動くためには、一般の人たちが、問題を自分のこととして捉え(というより、気づいて)声を上げていくことが必要なのだと思います。だからぼくも地道に、自分にできることを一つ一つやっていこうと思っています。
残念なのは、ぼくの郷里、福井県の態度です。福井には現在14基の原発があります。原発銀座と呼ばれています。高速増殖炉「もんじゅ」もあります。今回の福島原発事故で反対の声が高まるかと思ったら、まるっきり逆の行動に出ました。地元の敦賀市長が東京にやってきて、国に「原発増設の見直しはやめてくれ、生活できなくなる」と陳情したというのです。ありゃりゃー。
真っ先に反原発の声を上げるべき人間が、こういう挙に出る。どういうことか。地方人独特の視野の狭さを感じました。あんな大事故が起きても他人事なんですね。福島は運が悪かったとでも思っているのか。自分たちだけは大丈夫さと、根拠のない楽観をしているのか。目先のこと、自分たちのことしか考えられない。権力のいいなり。それが地球規模で迷惑をかけることなど想像もできない。僕も同じ福井人なので、言わせてもらいましょう。この田舎もん!
さらにあきれたのは、福井新聞の社説。菅首相が原発見直しを発言したことを批判したのです。いったいそれであんたたちはジャーナリストか、と言いたくなります。いったいどっちを向いて新聞作ってるんだ。……そのことはFacebook にも書いたので、ここでは繰り返しません(って、もう繰り返したけど)。
ぼくたちは、大変な時代に、大変な環境に生きているのですよ。そしてそれはみな、人間の欲望から生じたものなのですね。なんとかしなきゃ!
山中湖でキャンプ ― 2009年08月30日
1週間前のことですが、8月21日(金)から23日(日)までの2泊3日、教会学校のキャンプを山中湖で行いました。総勢30名。天気にも恵まれ、楽しく過ごせました。山中湖の自然はもちろん素晴らしいのですが、トーチベアラーズという宿泊施設も素敵なところでした。
その宿泊施設では犬と猫を1匹ずつ飼っているのですが、どちらも人慣れしていて、とてもかわいいのです。プログラムの合間を縫って、犬のブッチーをスケッチしました。
先日もこのブログに書きましたが、動物は絵に描きたくなるけれど、じっとしていてくれないからなかなか手強い。ブッチーも1枚失敗したあと、気合いを入れ直して、今度はクロッキーの速さで素早く描きました。それがこれです。
虫や自然の写真も撮ったけれど、とりあえず今日はこの1枚。
その宿泊施設では犬と猫を1匹ずつ飼っているのですが、どちらも人慣れしていて、とてもかわいいのです。プログラムの合間を縫って、犬のブッチーをスケッチしました。
先日もこのブログに書きましたが、動物は絵に描きたくなるけれど、じっとしていてくれないからなかなか手強い。ブッチーも1枚失敗したあと、気合いを入れ直して、今度はクロッキーの速さで素早く描きました。それがこれです。
虫や自然の写真も撮ったけれど、とりあえず今日はこの1枚。
ウマノスズクサの花 ― 2009年07月14日
これはウマノスズクサの花です。わが家でこの植物を育て始めてから5年ほどたつのですが、花を咲かせたのは今年が初めて。それにしてもウツボカズラふうの、まったく何の色気もない、美しくない花です。
なぜこの植物を育てているかというと、これがジャコウアゲハの幼虫の食草だからです。近くにウマノスズクサが生えていて、昔そこでジャコウアゲハの幼虫をたくさん捕ってきました。当然、育てるためにこの食草もいっしょに採ってこなければならないのですが、なにしろ食欲旺盛な幼虫はあっという間に食べ尽くしてしまいます。
よし、だったらいっそのこと、わが家でこの草を栽培してみようということになり、植木鉢を用意して、とってきた茎を土にさしました。それが5年前。しかしそう簡単には根付きませんでした。失敗続きだったのですが、何本も植えた中で1本が生き残り、翌年も芽を出しました。次の年も1本は生き残り、少しずつ元気に育つようになりました。
植木鉢も大きいものに取り替え、それからは毎年、どんどん大きくなって、ついに今年は花を咲かせるまでになったのです。
さて、ジャコウアゲハを育てようと思ったら、成虫を捕まえてきて、ここに卵を産ませる必要があります。そうすると、ここで孵化して育った蝶がまたここに戻ってきて卵を産むようになるのです。でも今のところ、まだ産卵は試みていません。もうそろそろ幼虫数匹なら養えるくらいの量にはなったかなと思っているのですが。
なぜこの植物を育てているかというと、これがジャコウアゲハの幼虫の食草だからです。近くにウマノスズクサが生えていて、昔そこでジャコウアゲハの幼虫をたくさん捕ってきました。当然、育てるためにこの食草もいっしょに採ってこなければならないのですが、なにしろ食欲旺盛な幼虫はあっという間に食べ尽くしてしまいます。
よし、だったらいっそのこと、わが家でこの草を栽培してみようということになり、植木鉢を用意して、とってきた茎を土にさしました。それが5年前。しかしそう簡単には根付きませんでした。失敗続きだったのですが、何本も植えた中で1本が生き残り、翌年も芽を出しました。次の年も1本は生き残り、少しずつ元気に育つようになりました。
植木鉢も大きいものに取り替え、それからは毎年、どんどん大きくなって、ついに今年は花を咲かせるまでになったのです。
さて、ジャコウアゲハを育てようと思ったら、成虫を捕まえてきて、ここに卵を産ませる必要があります。そうすると、ここで孵化して育った蝶がまたここに戻ってきて卵を産むようになるのです。でも今のところ、まだ産卵は試みていません。もうそろそろ幼虫数匹なら養えるくらいの量にはなったかなと思っているのですが。
今年も梅干しを作る ― 2009年06月18日
今日、梅干しづくりを始めました。月曜日に生協から梅の実が届いたので。最初に作ったのは2004年。翌年は梅を買うのを忘れちゃったのだけど、その後は毎年作っていて、これでもう5回目です。2回目からは2キロづつ作っていて、一昨年のを今も食べていて、去年のはまだ手つかず(写真)。ヴィンテージですね。
梅の袋を開けたときにぱーっと広がるあの香りがぼくはとても好きです。梅干しの匂いもいいけれど、漬ける前の青梅の香りは気分を爽快にしてくれます。
まずは梅の塩漬けから。最初の年、容器を十分に消毒できず、塩漬けの間にカビが生えてしまった苦い経験がありますが、失敗はこの時だけ。7月になったら、天日干し。このときの香りがまたいいんだなあ。天日干しのあとしそ漬けをすれば約1カ月でできあがりと言うけれど、味がしみておいしくなるのは数ヶ月後です。それまでじっと待った方が、楽しみは増えます。
市販の梅干しがお店にはたくさん売っているけれど、梅干しは自分で作った方が絶対においしい。漬け物もそうですね。心が豊かになります。
梅の袋を開けたときにぱーっと広がるあの香りがぼくはとても好きです。梅干しの匂いもいいけれど、漬ける前の青梅の香りは気分を爽快にしてくれます。
まずは梅の塩漬けから。最初の年、容器を十分に消毒できず、塩漬けの間にカビが生えてしまった苦い経験がありますが、失敗はこの時だけ。7月になったら、天日干し。このときの香りがまたいいんだなあ。天日干しのあとしそ漬けをすれば約1カ月でできあがりと言うけれど、味がしみておいしくなるのは数ヶ月後です。それまでじっと待った方が、楽しみは増えます。
市販の梅干しがお店にはたくさん売っているけれど、梅干しは自分で作った方が絶対においしい。漬け物もそうですね。心が豊かになります。
また珍しいカミキリ ― 2009年05月02日
いつも走っているコースで、4月下旬頃からウグイスの鳴き声が聞こえています。気がつけば、公園の木々は緑に溢れ、ツツジは桜に少し遅れて今が満開。昨日も走っていて、どこからか、クチナシに似た甘美な香りが漂ってきました。あれは何の花なのか?(5月3日追記:教会で今朝、ジャスミンの花を見たとき、あ、この香りだと思いました。たぶんこれだろうと推測しています。)
ところで、先日また珍しいカミキリを捕まえました。体長8ミリで、一見なんでもない虫と見過ごしてしまうのですが、よく見るとカミキリです。実はこれも以前同じ場所で一度見かけていて、その時は逃げられていたのです。今回はしっかり捕まえました。図鑑には載っていなかったけれど、息子がインターネットで調べてわかりました。ヒメクロトラカミキリです。
標本にしようと思っているのですが、ついいつもの癖で飼育してしまっています。死なせるのはかわいそうかなって思って。でもそれだったら、最初から逃がせばいいんだけどね。
ところで、先日また珍しいカミキリを捕まえました。体長8ミリで、一見なんでもない虫と見過ごしてしまうのですが、よく見るとカミキリです。実はこれも以前同じ場所で一度見かけていて、その時は逃げられていたのです。今回はしっかり捕まえました。図鑑には載っていなかったけれど、息子がインターネットで調べてわかりました。ヒメクロトラカミキリです。
標本にしようと思っているのですが、ついいつもの癖で飼育してしまっています。死なせるのはかわいそうかなって思って。でもそれだったら、最初から逃がせばいいんだけどね。
お花見ジョグ ― 2009年04月07日
梅が咲いたよ ― 2009年02月03日
朝は寒かったけれど、日中どんどん暖かくなりました。夕方、いつものように光が丘公園を走りましたが、まるで春のよう。今日はこのウェアじゃちょっと暑そうと思いながら走っていたら、途中で素敵な香りが流れてきました。梅じゃないか! そう言えば、ちょうど走っていたところの脇には梅の木がたくさんあるのです。まず香りから春を知らせてくれました。立春より一日早く。2週目には、コースを外れて梅の木を眺めながら走りましたよ。
そのころにはもう日が暮れていたけれど、近づくと、白い花があちこちの枝にチラホラと咲き始めているのが見えました。でもランニング中だったので、カメラは持っていなくて、撮影はできませんでした。残念。
そのころにはもう日が暮れていたけれど、近づくと、白い花があちこちの枝にチラホラと咲き始めているのが見えました。でもランニング中だったので、カメラは持っていなくて、撮影はできませんでした。残念。
今日、突然キンモクセイが ― 2008年09月30日
今日は朝から雨でしたが、午後に少し上がったので、夕方また走りました。これで今月の走行距離の合計は174kmになりました。休んだのは1日だけなので、平均6km走ったことになります。
明日から10月。秋本番を迎えますが、それに合わせたかのように今日、突然キンモクセイが公園のあちこちで甘い香りを放っていました。もうね、どこを走っていても香ってくるんです。なんだかうれしくなっちゃって。胸一杯吸い込みましたよ。
実は今日は朝から気が滅入っていたのです。この雨のせいです。どんよりとした空、じめじめした空気、雨音……光や色だけではない。気圧の変化、湿度といったものが統合して気分を一変させるのでしょう。そうすると心のどこかで、わけもない不安やイライラが生じていたりするのです。
目の前にあるものは昨日とさして変わらない。今やっていることも昨日とさして変わらない。ところが天気一つで、気持ちが後ろ向きになってしまう。はっきりと意識されないものだけにやっかいだったりする。日頃は頭にないような気がかりなことを急に思い出したりして。こりゃあ、やっぱり走るしかないな……。ぼくはそう思っていました。
で、ひと仕事終えた夕方、いつものように走ることにしたのです。とにかくゴチャゴチャ考えずに、とにかく今やっていることを中断して、とにかく着替えて外に出て、走り始めました。
そしたら、キンモクセイの香りですよ。ああ、秋なんだ。季節が変わってゆくのをぼくはこうして体全体で感じている。昨日の朝走っていたときにはまるで香っていなかったんですよ。季節の変化はこんなにも急激に訪れるのか。
湿度が高くて、途中ちょっとめげたけれど、最終的に7.3km。気持ちはすっかり前向きになって、家に戻ってきました。うーん、やっぱり走るのはええなあ。
明日から10月。秋本番を迎えますが、それに合わせたかのように今日、突然キンモクセイが公園のあちこちで甘い香りを放っていました。もうね、どこを走っていても香ってくるんです。なんだかうれしくなっちゃって。胸一杯吸い込みましたよ。
実は今日は朝から気が滅入っていたのです。この雨のせいです。どんよりとした空、じめじめした空気、雨音……光や色だけではない。気圧の変化、湿度といったものが統合して気分を一変させるのでしょう。そうすると心のどこかで、わけもない不安やイライラが生じていたりするのです。
目の前にあるものは昨日とさして変わらない。今やっていることも昨日とさして変わらない。ところが天気一つで、気持ちが後ろ向きになってしまう。はっきりと意識されないものだけにやっかいだったりする。日頃は頭にないような気がかりなことを急に思い出したりして。こりゃあ、やっぱり走るしかないな……。ぼくはそう思っていました。
で、ひと仕事終えた夕方、いつものように走ることにしたのです。とにかくゴチャゴチャ考えずに、とにかく今やっていることを中断して、とにかく着替えて外に出て、走り始めました。
そしたら、キンモクセイの香りですよ。ああ、秋なんだ。季節が変わってゆくのをぼくはこうして体全体で感じている。昨日の朝走っていたときにはまるで香っていなかったんですよ。季節の変化はこんなにも急激に訪れるのか。
湿度が高くて、途中ちょっとめげたけれど、最終的に7.3km。気持ちはすっかり前向きになって、家に戻ってきました。うーん、やっぱり走るのはええなあ。




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