鹿の角2013年05月06日


透明水彩で

 久々に忍耐力で描いた絵を。
 2月に息子が鹿の解体作業に参加しました。実際に角をノコギリで切ったそうで、それをお土産にもらって帰りました。本物の素晴らしさに感動して、これはいつか描かなければと思っていたのですが、ようやくこの連休に願いが叶いました。きのうと今日で合計8時間あまりかかりました。

 鹿の角は皮膚が変化したものらしいのですが、まるで骨です。これでつつかれると間違いなく怪我をします。本当に固い。表面がこんなにでこぼこざらざらしているということも今回初めて知りました。

山羊さん2012年11月03日


久々のクロッキー

  今日は息子の通う農大の収穫祭に行ってきました。人の多いこと多いこと。キャンパス内はどこもかしこも人でごった返していました。学生だけではありません。赤ちゃんからお年寄りまで、家族連れや高校生のグループや、ありとあらゆる層の人たちが訪れていました。
 楽しかったですよ。食べ物はおいしいし。農大の純米吟醸酒もお土産に買って帰りました。写真を数枚撮ったのですが、それは記事と一緒に後日掲載します。今日は会場で描いたスケッチを。久々のクロッキーです。さすが農大。ミニ動物園が設置され、かわいい動物たちとふれあうことができました。
 ぼくはその中からあまり人が寄ってこなかった山羊さんを描こうと思ったのですが、描き始めたとたんにどんどん人が集まってきて、「かわいい」「かわいい」と言って、山羊さんをさわり始めました。当然山羊さんは動きまわります。しかも、しばらくして、もう今日の動物園はおしまいですってことで、動物さんたちのお帰りの時間になってしまいました。
 ものすごいプレッシャーの中、とにかくペンを走らせたのがこれです。あ、何だか先月掲載した豚の絵と同じく、後ろ姿になってしまいましたね。実はこれの前に、前から見た顔を描いていたのですが、なかなかじっとしてくれなくて、未完に終わっているのです。
 着彩は撮影した写真を元に帰宅後やりました。

サイボクハムのブタちゃん2012年10月18日


イギリスの絵本のような

 今日、本棚の上を整理していたら数枚のスケッチを見つけました。その1枚。5年前に描いたものです。
サイボクハムという、埼玉にある豚の牧場で、温泉もありレストランもあり、もちろん料理の中心は豚、というちょっとしたお楽しみの場所です。4年前に車を手放してから行かなくなってしまいましたが、また行ってみたい。
 牧場に観賞用の豚がいて、そのうちの1頭をスケッチしました。僕は豚、ハムスター、ペンギン、ミツバチといったメタボ体型の生き物が好きで、絵にも描きたいし、近くに置いておきたいといつも思ってます。このブタちゃんは、餌を食べるのに夢中だったので 、同じポーズでいてくれて、とてもいいモデルさんでした。おかげで古き良き時代のイギリスの絵本のような仕上がりになりました。
 実物を観察しなければわからないことですが、この背中のゴワゴワの毛がいいのですよ。そういえば、以前 上野動物園で見た虎のヒゲもものすごく硬そうでした。ガラス越しに間近で見たのです。そういうことって、やっぱり実物を見なきゃわかりませんね。
 ついでに言うと、これは絵はがきサイズの水彩紙に描いたのですが、絵の具のしみこみ具合と筆のタッチの表れ方が僕好みで、気に入ってます。

アオドウガネ2012年09月18日


コガネムシの仲間

 残暑もそろそろ終わりでしょうか。と、そう期待しているとよけい暑さが身に応えますが、風の香りにも虫の鳴き声にも、少しずつ秋の気配が増してきました。
 暑さが和らいでくれるのは大いにありがたいのですが、一方で、虫の姿が消えていくのが寂しく感じられます。このスケッチは今の時期にもまだ近所で見ることのできる、アオドウガネという甲虫です。この形の虫は皆さん、「コガネムシ」とひとくくりにして呼んでしまいがちですが、実はコガネムシそのものは意外に少ないのです。よく目にするのはカナブンかハナムグリと思っていいでしょう。ついでに言うと、僕の好きな名前が「ドウガネブイブイ」。楽しい音でしょう。それもコガネムシの仲間です。
 このアオドウガネ、たくさんいるからといってその美しさの価値が下がるわけではありません。輝くエメラルドグリーンはほんとうに美しく、他の昆虫と同様、見る角度によって別の色が現れます。羽の縁にあるフワフワした白い毛もかわいいですね。
 水彩でメタリックカラーを表すのはなかなか難しいのですが、とにかく描いてみました。

 註:絵には「ヤマトアオドウガネ」と書きましたが、図鑑にこの名前しかなかったので、そのように記しました。でも実際には羽の形(お尻の部分)が微妙に違うようで、絵はアオドウガネの方だそうです。わが家の昆虫博士(息子)の指摘。

メルちゃん死去2012年06月19日



亡くなる数時間前のメル

 メルちゃんがゆうべ死にました。わが家のゴールデンハムスター。2歳と5か月ちょっと。
 5月ごろからだいぶ衰えてはいました。ヨタヨタと足取りがおぼつかなかったし、餌もあまり食べなくなっていたし、元気なころよりは痩せて、毛並みも薄くなっていました。
 3年以上生きるような気がしていたんだけどなあ。残念です。ジャンガリアンに比べると体も大きいし、ほとんど病気もせずに来たので、いつまでも生きるような気になっていました。
 お昼頃に巣箱から顔を出していたのだけれど、もう体を支える力がなくなっていました。餌をやると少しは食べていましたが、寝そべったままの姿勢で。家族で、1週間持たないかな、いや今日明日が山かな、と話していたら、夜10時過ぎに見たときには静かに呼吸を止めていました。

 いつもペットが死ぬたびに感じるのですが、毎朝、朝食の時にたとえばキャベツを見たりすると、そうだ、メルちゃんの餌にと思って、少しちぎるのです。その癖が続いて、今日もそんな風にしようとすると、そうか、もうやる相手がいないんだなあ、と気づく。ちょっと寂しいですね。

今年もブッチー2010年08月26日


今年も元気

 これも、キャンプで描いた絵です。宿泊したトーチベアラーズには犬と猫が1匹ずついます。どちらも人なつこくてかわいい。今年も描きました。猫のアイナも描きたかったけど、チャンスを逃しました。
 このブッチー、人なつこすぎて、僕が描いているとすぐ近くによってきて、じゃれるんです。まるでじっとしていない。その合間を縫って、ブッチーが比較的同じ角度でポーズをとっている時にペンを走らせて、できあがったのがごらんの絵です。


タコのパウル君はすごかった2010年07月12日

 サッカーW杯決勝戦、今朝3時に起きて、最後まで見ました。スペイン優勝おめでとう。日本の試合だけ見てたって、サッカーを語ることはできません。やはり世界のサッカーがどういうものかを見ておかなくては。
 そしてスポーツは生放送がベスト。結果がわかって録画で見るのは、気の抜けたビールです。リアルタイムでハラハラし、一喜一憂するのがスポーツの醍醐味です。
 ……と、こんな風に言うと、スポーツはやっぱり試合会場で見るのが一番、てことになるのですが、さすがにそんな金や時間はありません。ぼくはテレビ観戦で満足しておきましょう。
 でも、結末のわからないことにつきあうのは、覚悟と忍耐が必要です。0対0のまま延長戦に入ったときは、見るのやめようかなと一瞬思いました。休日じゃない朝に30分予定外の時間が割り込んできて、延長でも決まらなかったら、PK戦でさらに20〜30分。うーん、しんどい。日中どっと眠くなりそう。仕事が……。
 しかし、最後の最後で劇的なゴールが生まれました。スペインらしいパスワークからの見事なシュート。あのシーンで、それまで見ていた110分以上が報われましたね。
 ま、そこだけじゃなく、得点はなくても始めから内容は濃かった。GKやディフェンスのスーパーセーブがなかったら、双方あと2、3点は入っていたでしょう。

 例によって、サッカーそのものの批評は詳しい人にお任せするとして、今大会でぼくがいちばん感心したのは、勝敗を占ったタコのパウル君です。8戦占って、全部的中。こんなこともあるんだ。超能力でも持ってるのか? うちのハムちゃんにやらせたらどうだったろう。外れまくりだろうな。
 W杯南アフリカ大会の楽しい外伝でした。

虫の季節だ!2010年06月08日


ちょっと見づらい?

 書きたいことはたくさんあったのに、なぜか10日以上もあけてしまいました。あれこれと慌ただしかったんですよ。

 さて、いよいよ虫の季節です。ちょっと見づらい画像で申し訳ありませんが、これは先週木曜日に息子が捕まえたキマダラカミキリ。実は去年も同じ種類のカミキリを捕まえました。しかも同じ場所で。
 どこかというと、我が家の棟の階のエレベーター前。信じられない場所でしょ。もしかすると、去年のカミキリが卵を産んで、それが孵化したのだとか……。
 このカミキリ、地味だけど、すごく美しいのです。写真だとわかりにくいかもしれませんが、茶色の模様が、見る角度によってはメタリックに輝いて見えるのです。眺めているとほれぼれします。写真撮って逃がそうと子どもに言われましたが、この美しい姿を鑑賞したくて「僕が面倒を見る」と約束して、飼うことにしました。
 カミキリもそうだし、ゾウムシもそうですが(カメムシも)、昆虫は人間にとっては「害虫」とされてしまうことがほとんどです。残念な話です。確かに、農業を営んでいる人たちにとっては迷惑な存在でしょうね。でも、よく見るとかわいいし、形も模様も美しいんですけどねえ。デザインモチーフの泉と言っていいでしょう。

 先週の金曜日に国立科学博物館へ「大哺乳類展」を見に行きましたが、この話はまた今度したいと思います。とにかく自然界は、ぼくの仕事には限りないインスピレーションを与えてくれます。
 ぜひとも覚えておきたい人物として、昆虫界ではファーブル、動物界ではシートンがいます。ファーブルについては今「昆虫記」(奥本大三郎訳、集英社、全20巻)を買い集めているところですが、今回、大哺乳類展に行って、シートンのことも研究してみたいと思いました。もう何年も前に『シートン』(今泉吉晴著、福音館書店)という本を買ったのですが、まだ全然読んでいないのです。シートンの著作も、子どもの頃もしかすると読んだことがあるかもしれませんが、記憶にありません。
 しかし、この人は絵がうまい。めちゃめちゃうまい。動物の研究家として、画家として、作家として活躍し、この分野で偉大な足跡を残しました。ほんと、尊敬しますね。展覧会を見て改めてその思いを強くしました。